2012年2月10日金曜日

경희궁 [慶熙宮] Vol.2

☆Vol.1の続きです☆





【자정전/資政殿】

こちらは慶熙宮の便殿(王が滞在していた所)にあたり
国王と臣下との会議、経筵[경연]という王への儒教の歴史と経書の講義等
王が日常的な公務を行っていました

この建物は李朝15代王光海君の時に建てられました
傾斜が多い地形のために、正殿である崇政殿よりも高い位置に建てられているのが特徴

日本の統治時代に一旦取り壊されてしまいましたが
1980年代から始まったソウル市の復元事業によって現在の姿を取り戻しました



【태녕전/泰寧殿

こちらの泰寧殿、もともとは明確な用途が決まっていませんでしたが
1744年に李朝第21代王英祖の肖像画を安置する目的で使われ始めました

通常王や皇帝の肖像画は、本人が崩御した後に飾られるものですが
この英祖の場合は王の在位中に安置されたというのが大きな特徴です

この建物も日本統治時代に取り壊されましたが復元事業によって再建され
正面は5間、側面が2間という形でお目見えしています



【서암/瑞巖

泰寧殿を抜けて裏へと回ってみると、奇妙な形をした岩が目に入ります
このでこぼこした岩は一体何なんでしょう!?

ここはその昔、巌泉という泉があったと言われている場所です
当時は왕암[王巌/王の岩]と神聖視されており、それが慶熙宮のきっかけとも
李朝19代王粛宗の時に名称が瑞巌に変更されました





いかがでしたか?
他の古宮に比べると規模や華やかさでは少し劣るかもしれませんが
李朝時代の貴重な足跡を辿る旅の拠り所として
是非訪れて欲しいスポットの一つです☆





…☆…観光情報…☆…

경희궁/慶煕宮

ソウル市 鍾路区 新門路2街 1-126
서울시 종로구 신문로2가 1-126





안녕!! (^0^)/