2012年2月3日金曜日

서대문형무서역사관 [西大門刑務所歴史館] Vol.2

☆Vol.1の続きです☆





歴史館の後は外に出ての移動が続きます

刑務所が閉鎖された時に残っていた獄舎15棟のうち、現在は7棟が保存されています
(第9, 10, 11, 12, 13獄舎と、中央舎、ハンセン病舎)

そのうちの10~12獄舎は最古(1915年)のレンガ造りの獄舎です
13獄舎は強制労働の場所(工作舎)で当時の製作品も見ることができます

建物の配置は中央から全体を見れるようにT字の形になっており
昼間も日光が当たらず薄暗い…
何だかひんやりとした空気が流れていました(>x<;)





【中央舎】

看守の事務所を再現した建物
厳しい獄中生活を収監者の写真や談話によって振り返ります
著名な運動家の回想録も見ることができます

刑務官の刀

給食の際に使われた道具
これにお米等の食事を入れて食べていたそうです

刑務所内での生活の様子
朝早くに起床し、夜遅くに就寝、休憩時間もあまりありません
当時の過酷な刑務所生活を物語る資料です



中央舎は建物の一角が10, 11, 12獄舎と連結しているので
このように同時に3棟を監視することができる構造になっています



【11, 12獄舎及び工作舎】

第9獄舎と第10獄舎は現在立ち入りができませんが
第11獄舎と第12獄舎の見学は可能です

第11獄舎は監房の中まで立ち入ることができます

これは獄舎の廊下に取り付けられているもので"ペトン"といいます
監獄内での緊急事態を看守に知らせる為に
監房の出入り口に付けられていました





著名な独立運動家・思想家の軌跡と資料も展示されています

映像資料もあります
韓国語、英語、日本語、中国語による字幕付きを選べます

労役時間を表したパネル
早朝から夜まで厳しい労働を行い、休憩時間もかなり少ないです
過酷で劣悪な環境下での労働実態が明らかになっています

模型も数多く展示されています

韓国のジャンヌ・ダルクと呼ばれる유관순[柳寛順]の資料