2011年11月6日日曜日

경주여행 ~불국사편~ [慶州旅行 ~仏国寺編~] Vol.2

Vol.1からの続きです!!



右の迂回路を登って行くと、大雄殿へ入って行く門が見えてきます



<다보답/多宝塔>

国宝第20号指定

四方に石段が設置され、塔自体は3層からなっています
1層目に四角、2層目に八角、3層目に円形と上にいくに従って丸みを帯びて行きます
このように形の異なる塔身石を盛り込むなどかなり特殊なデザインです

もともと1層目には四方に石獅子が置かれていましたが
残念ながら盗難に遭い、現在は1匹しか残っていません(>_<;)

<삼중석답/三重石塔>

国宝第21号指定

多宝塔とは対照的にシンプルで典型的なつくりと言える三重石塔
別名「釈迦塔」とも呼ばれます

1966年の補修工事の際に発見された
世界最古の木版印刷物「無垢浄光大陀羅尼経」や舎利荘厳具も
国宝126号に指定され、現在は国立慶州博物館に保管されています



<대웅전/大雄殿>

殿内は撮影禁止なので仏像等の写真は無いんですが…
こちらの大雄殿は釈迦如来仏を祀っており、境内の中心になる建物です



<무설전/無説殿>

ここは元々華厳経の講義を行う学校のような所だったそうで
建物の名前には
"真理の伝達とそれに達する方法は言葉や文字を介してされるが
それはあくまで媒介物であって真理そのものではない"
という意味が込められているそうです

無説殿を抜けて階段を上がって行きます
寺内の階段は意外に傾斜が急なので気を付けましょう!!

ちなみにこちらの階段は
補陀洛迦山に渡っていくという意味で낙가교[洛伽橋]と呼ばれています



<관음전/観音殿>

仏国寺の中では一番高い位置に建てられている観音寺
こちらには衆生を救済する慈悲の菩薩、観世音菩薩が祀られています

隣の毘盧殿に比べて一段高い所にあるのは
南海の果てにある観音様の浄土(補陀洛迦山)を表しているからだそうです

昇って来た階段の上から見える景色
門の間から覗く建物と紅葉のコントラストが綺麗です♪



<비로전/毘盧殿>

最も高い境地の仏である毘盧遮那仏を祀っています

盧遮那仏は華厳経の教主で太陽や光の象徴とされ
手の形はすべての心理はひとつに戻ることを意味します

横には舎利塔(国宝第61号指定)も置かれています



寺内でちょっと面白いものを発見!!
こちらに並んでいるのは全て小石の山です!!

分かりますか?
小石が何段にも重ねられているんです!!
これを積み上げるには相当の集中力と技術が必要なのでは…
その努力に脱帽(`・ω・)



<나한전/羅漢殿>


これは最近になって建てられたそうです


「羅漢」とは"悟りを開いた仏教の弟子"を意味します
修行に秀でた16人の弟子と共に
中央に釈迦牟尼像、両側に提和竭羅菩薩像、弥勒菩薩像が並んでいます





極楽殿へと降りて行く階段の上から
赤と黄色と、まだ色づいていない緑が綺麗に映えています

門を使って一枚☆
私とあやか、隠れ方めちゃくちゃうまい!!(笑



<극락전/極楽殿>

極楽伝には阿弥陀如来像が置かれています
阿弥陀如来はすべての衆生を救済し、極楽浄土に往生させる仏様です

この建物は文禄・慶長の役で焼失してしまい
石壇部以外は後年新たに作り直されてものです

黄金の豚
触ると幸せが訪れるとかそうでないとか…

そしてこちらがVol.1の外観でも紹介した
極楽浄土へと続く安養門

外に出るとこのような感じ♪
ここから見る紅葉もまた綺麗で感動しました(*^-^*)




実はAzuは仏国寺を訪れるのは2年前の短期留学以来2度目
でもその時は世界遺産であることも知らず
一通り見学するだけで終わるというとてももったいないことを…(-ω-;)

今回は韓国語の教科書やパンフレットで知ったこの新羅のお寺を
新たな気持ちで感じるために行ってきました

寺内の紅葉も綺麗に色づき
新羅の仏教文化を今に伝える寺院を見ることができて
とても有意義で、楽しかったです♪

慶州に訪れた際は是非、是非、是非!!
この仏国寺を訪れて新羅の仏教文化と歴史に触れてみて下さい♪





…☆…観光情報…☆…

<불국사/仏国寺>

慶尚北道 慶州市 進峴洞 15
경상북도 경주시 진현동 15

…*…アクセス…*…
(慶州駅前バス停から)
10番、11番バス
불국사[仏国寺]下車