2012年2月2日木曜日

종묘 [宗廟] Vol.1

안녕!! (^0^)/





戦争記念館に訪れた火曜日
ソウルは午後からいきなりの雪!!雪!!雪!!

雪が降り始める前に寄宿舎に戻って来れたので良かったですが
いきなりの雪にびっくり…Σ(・ω・;)

久しぶりの大雪に、神奈川出身のAzuはびっくりしちゃいました…

でも、残り少ない留学生活
時間があるうちに行きたい所に行っておこうと
寒さと雪に負けず外に出てきました!!

今回は、景福宮と並んで有名な建築物の1つである
종묘[宗廟]に行って来ました♪

宗廟自体には2年前の短期留学時、昨年の12月と2回行ったことがあるんですが
本日は無料日本語ガイドが行われている時間に合わせて行って来ました(・∀・)





まずは宗廟について紹介☆

宗廟は朝鮮次代の歴代王と王妃の位牌を祀って祭祀を行っていた祠堂です
1395年に朝鮮の太祖が漢陽を都と決めた時にこの宗廟が建てられました
"宮廷の東に宗廟を、西に社稷壇を置かなければならない"という儒教の礼法に従い
景福宮の左側に定められました

文禄・慶長の役の時に焼失してしまったので、現在の宗廟は1608年に再建されたものです
建立後は位牌が増えるに従って何回か建物を増築したそうです

1995年にユネスコの世界遺産
2001年に宗廟祭礼と宗廟祭礼楽が重要無形文化遺産
それぞれ指定されました

宗廟には多くの王と王妃の位牌が祀られており
位牌が増えて行くにつれて建物も増築されていきました
そのため李朝時代の他の建築物とは違った空間形式を持つようになりました
大きな特徴は自然と地勢に順応し、建物の軸が統一されていないこと
それぞれの建物自体は対象で、全体的な配置は非対称な構造になっています

宗廟の南側には人工的に山が造られました
また四方を低めの丘陵が囲むようになっており、神聖な気運が漂うにしたとのこと

また祭礼の際に雨雪を防ぐために建物の両端に直角に折れた東西月廊が造られました
これは中国の建築方法と異なり、新たに考案された基本枠として「朝鮮の法」とされました
その周辺に塀を造って下馬碑を建てて宗廟の格式をとりそろえました



正門の左横にチケット売り場があります
こちらでチケットを購入しましょう

こちらがチケット
大人でも一人1,000₩ですからとても安いですよね♪



ではここから観覧を始めます♪
写真は先月の自由観覧の時のもので
説明はパンフレットやガイドさんの解説から借用しています(^-^)



【창엽문/蒼葉門

まずは正門からです
四廟(高祖の父母、祖父母、曽祖父母、父母の4代の位牌を安置した祠堂)を代表する門で
古宮の正門とは異なり簡素で装飾も控えめです
丹青(韓国伝統の色彩を施すこと)が無いことからもそれが分かりますね
(赤と青の2色のみ、階数が1階のみ)

元々は正面中央に階段があって上り下りできるようになっていましたが
日本植民地時代の道路工事によって地中に埋まってしまい
現在は長方形の石台の基壇のみが残っています

間口が3間の「平三門」という造りで、左右は宗廟を囲む石垣と繋がっています
正門の外には石碑と井戸が置かれています



【삼도/三道】

こちらは宗廟の至る所で見られる神路で、宗廟祭礼の儀式の為に作られました
正門を抜けると薄石が敷かれた3本の道が出てきます

中央の道が少し高いのはここが先祖の霊魂が通る道(神路)だから、通行禁止ですよ(・x・)
※向かい側に渡るときはジャンプするか、大股で越えて下さい
右が王様が通る御路、左が皇太子が通る世子路です



【지당/池塘】

宗廟にはこのような池が3カ所あります
四角形の池の中に丸い島があるのですが
これは天円地方(空は丸く、地は四角い)という思想の現れで
両者が調和することで平穏な世の中になるようにという願いが込められています

大抵の宮廷の池には松の木が植えられていますが
宗廟にはイブキが植えられています





☆Vol.2に続く☆