今回の慶州旅行のテーマは
名づけて<慶州駅周辺の観光地を廻りまくる!!>です!!
前回はバスを使って移動が多かったので、1泊2日で3箇所しか廻れませんでしたが
今回は足を使って(フットワークを活かしてとも言う)
ものすごい距離を歩いて歩いて歩いて…という感じになりました!!
まずは황룡사지[皇龍寺址]からです!!
まずはバスに乗って移動しよう!!と思って乗ったは良いけれど…
あれ??このバス違うんじゃない??と慌てて途中で降りて徒歩決定(笑
見渡す限り広大な土地が広がっているだけです
いやー、ここまで何も無いと逆に清清しい、大自然の中に佇んでいる気持ちになれます
とりあえず地図を見るとこの道をまっすぐ行くと行けそうな感じなので
歩いて行ってみることにします!!
※Azuは極度の方向音痴ですが、勇気と度胸だけは人一倍です
途中に線路と踏み切りが出てきました
丁度電車が通ってしまった後だったので電車の写真はありませんが…
貨物も走っているようですよ
まっすぐ歩いて来たらきちんと看板が立っていました♪
良かった良かった♪
どうやらこの地域一体が皇龍寺の跡だということです
発掘調査の概要を表した看板も立てられています
皇龍寺は553年に建設を開始し694年に完成しました
約150年の長い年月をかけて築き上げられた寺院は東洋最大規模を誇り
総面積は何と2万坪というから驚きです!!
史跡第6号にも指定されています
現在は発掘調査を経て建物の位置関係などが分かっているだけで
当時の建築物はほとんど残っていないのが現状です(;ω;)
元々は新羅第24代国王진흥[真興/チヌン]の時代(553年)に工事が開始
当時の王宮であった半月城の東に新しい宮殿を建てようとしていたのですが
工事の際に天から黄龍が現れ、それを聞いた王は寺院を作ることに変更し
その後4代の王にまたがって建築が進められ、645年に完工しました
新羅三宝のひとつである九層木塔は645年、新羅第27代国王善徳女王の時代に建てられました
当時の名匠をわざわざ百済から呼び寄せて2年かけて完成したこの木塔は
新羅を取り囲む9つの外国から国を守る意味を込めて9層になっているということです
当時の名匠をわざわざ百済から呼び寄せて2年かけて完成したこの木塔は
新羅を取り囲む9つの外国から国を守る意味を込めて9層になっているということです
少し小高い丘のようになっちているこちらが목답[木塔]があった場所
建物の基礎部となる石が縦横に並び、中央には大きい石が置かれています
建物の基礎部となる石が縦横に並び、中央には大きい石が置かれています
今は何も建っていないただの丘と石のように見えますが
かつて、新羅時代の仏教文化を反映する美しい塔が建っていたのかと思うと
そこに足を踏み入れているのは何だか不思議な気持ちになりますね(・ω・)
かつて、新羅時代の仏教文化を反映する美しい塔が建っていたのかと思うと
そこに足を踏み入れているのは何だか不思議な気持ちになりますね(・ω・)
あちらに見えるのは…
경주 구황리 삼층석탑 [慶州 九黄里 三層石塔]です
デジカメを最大10倍にしてこの大きさ=めちゃくちゃ遠い
実物を間近で見に行くのは諦めちゃいました、すみません…(-ω-)
でも国宝37号指定、すごいものなんですね(笑
高さは7.3mで、二重の基段の上に3層の石塔が積み上げられている形で
統一新羅時代の典型的な石塔の姿を見せています
新羅の효소왕[孝昭王]が신문왕[神文王]の冥福を祈ろうと
692年に建てたものだといいます
恐らく昔使われていた井戸だと思います
現在中には何も入っていないようです
完成から600年もの間、新羅時代最高の国家寺院として存在していた皇龍寺ですが
1238年の蒙古軍侵攻によって寺院全体が焼失してしまい
現在もその姿を見ることはできません(;ω;)
※国立慶州博物館の美術館2階には
この皇龍寺のミニチュア等が展示されているので
そちらまで足を伸ばしてこの寺院について学んでみてください!!
一見するとただの広い敷地に見えますが
かつての新羅時代の荘厳な寺院に思いを馳せつつ
この地を訪れ廻ってみるのもいいかもしれませんね(^ω^)